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本ページは、Page-1に続き2022年3月8日~9日に撮影したアラスカ・イールソン空軍基地第354戦闘航空団、第355戦闘機中隊のF-35Aの訓練の模様である。訓練は、地元の人の話も総合すると午前中8機 午後6-8機が1フライトずつ消化する方法が取られていたようである。ステルス戦闘機ゆえかもしれないが、F-22同様、編隊飛行する様子が少ない。戦闘となれば自機のレーダーやその他アビオニクスが頼りで ほとんどが中・長距離空対空ミサイルでの遠距離戦となる。つまり編隊を組んでお互いをカバーしあうような近接戦闘にはなりにくい。より実践に近い戦闘訓練程、単機で解決しなければいけない事が多いはずである。

また この時期にF-35Aが嘉手納で訓練することの意義は大きい。ウクライナ問題と今回の移動訓練は、訓練の計画時期から考えても直接関係がないとは思うが、台湾を虎視眈々と狙う某国に対し無言の圧力にはなっていく。国力の差 つまり経済力と軍事力の差が、如何に覇権主義者の侵略の誘惑を誘うか、第2次大戦前夜ではない21世紀の今、人々は、歴史が100年戻ったかのような光景を目にする。日本の隣の独裁某国を始め 世界にはこうした国はまだまだ存在するし、さらに生まれてくることでさえあり得る。肉を切れば骨を断ってやるぞとの準備と意気込みがあって、初めて侵略の矛先を逸らすことができるのである。F-35A/Bは、色々と問題が指摘されるが、圧倒的に従来の4世代機に対して優越している。これを使いこなせるスキルと量を確保することは、今の日本にとっても重要である。(2022/3 記)
離陸前、着陸後のピン抜き入れなど地上員のアシストは、不要。一旦 タキシーを始めれば、そのままランウェイからストレートでテイクオフである。この点は、同じ5世代戦闘機 F-22Aと同じ、離陸時の高度も高く撮りずらい被写体である。
↑ F-35A (19-5467)
↑ F-35A (19-5468)
結局、彼らは嘉手納に飛来した3機のKC-46Aと横田基地に3月11日土曜日飛来した4機のANGのKC-135Rのアシストを受けて 3月14日アラスカに戻ったそうである。 
↑ 後ろから見たF-135 エンジンのノズル。P&W製のターボファンエンジンでF-22AラプターのF-119エンジンの改造版、F-119より部品点数などが少ない分整備性にも優れている。エンジンの最大径が1.27mとぶっといエンジンの為と胴体にミサイルなどを収納する構造により F-16などよりメタボリックに見えるが、パワーはすごい。
↑ F-35A (19-5464)
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↑ F-35A (19-5469)
↑ この角度からの撮影だと、F-35の胴体がすっきりして、スマートな機体に感じるから不思議である。